わたしは、大学4回生、就職活動で悩んでいた大学時代にKECと出会いました。ひょんなことでKECに飛び込んだわたしは、スタッフの方に相談にのってもらい、受講を決めました。

良かった点は、とにかく実習が多かったことです。毎回の授業では、15分ほど模擬授業をしたあとに、他の受講者と教師からよかったところと悪かったところについてフィードバックをもらいます。何回も、教案を書き、添削してもらえ、疑問があればいつでも、日本語教育について経験豊富な教師に質問できたことは、就職してからもとても役に立ちました。

就職後も、職場の人から、「KECの人はみんななぜか授業が上手い」と言っていただき、実習が多いことは強みだなと感じました。また、コース修了時にまだ就職が決まっていなかった私は、修了後も再履修という形で、週に1回授業に参加できたことで、就職するまでに無駄なく実習の経験を積むことができました。また、授業は、毎回多くても8名の少人数だったので、気軽に自分の悩んでいることを授業内で話せたり、授業の合間に他の受講者と色々な情報交換ができました。何人かの受講生とは、修了してから2年以上経った今でも、定期的に交流しています。

気になった点は、パソコンやパワーポイントを使う授業の実習はできなかったことです。パワーポイントで授業する日本語学校も増えている中、パワーポイントでの実習が全くないのは、就職後少し大変でした。また、就職活動中にも、パワーポイントを使った授業を求めてくる日本語学校もあり、その場合は、自分で試行錯誤してパワーポイントを作るしかなかったため、少し大変でした。

就職してから2年経った今、とても大変な仕事ですが、やりがいもたくさん感じています。もし、少しでも日本語教師になりたいと思っている方がいたら、KECの日本語教師養成講座を受講することをおすすめします。